2022年度 理事長所信
第42代 理事長 糸数 貴志

はじめに
 関係諸団体の皆様、各地青年会議所の皆様、一般社団法人交野青年会議所2022年度第42代理事長の糸数貴志(いとかずたかし)です。旧年はコロナウイルス感染予防対策に追われる日々でした。引き続き感染予防を徹底し、見えて来た問題点、課題を改善しつつ、JC運動を展開していく所存でございます。
 本年のスローガン「輝こうそして輝かせよう」を胸にメンバー、一丸となり、地域貢献し、組織としてさらき必要とされる団体になれるよう尽力致します。事業としまして地域諸団体の皆様と連携し、交野のまちを知るための公開例会やコロナ禍でも中止にならない事業の開催を予定しております。現在、担当理事が全力で準備しておりますのでどうぞご協力、ご参加の程よろしくお願い致します。また、我々は20〜40歳で構成される組織であり、近年稀に見ぬ若返りを見せております。現在の平均年齢30代前半が中核を担う組織になり、新たに迎えたメンバーも20〜31歳が5名とさらに若返りが加速しております。若いメンバーにも交野青年会議所として地域やまちの人のために何をするのか、また何ができるのかをしっかりと伝え、地域貢献できるよう組織運営していきますのでどうぞよろしくお願い致します。
 最後に急速なわかがえりをした我々で至らぬ点、未熟な所がありご迷惑おかけすることがあるかと思いますが地域、まち、人が輝き輝かすことができるようにJC運動を展開し、邁進してまいりますのでご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。

意識改革と資質向上
 入会したメンバーに1度は理事を経験し、途中でやめることなく卒業までJCを続けてほしい。その想いを形にするために、一人ひとりのメンバーが、主体的になることが重要です。「やってやる」という気持ちを持てるよう「楽しい JC」にしていくためにメンバー間の交流を増やし、若い世代への事業・例会の重要性を把握してもらいます。一つの事業・例会に対して真剣に取り組み、その中で産まれる友情を感じて、共に達成することをここではあえて「楽しいJC」と表現させていただきます。そして実施に至るまでのプロセスを共に過ごすことで意識改革を図り、率先して行動する人財になることをめざします。 会員開発委員会には、公開例会を中心に開催し、対外の方を多く招き入れることでJC活動の魅力を知り興味もってもらい、JC運動を共に取り組む同志を募ります。また、拡大候補者には委員会へのオブザーブ参加を推進し、JC活動を知っていただくことで、委員会の緊張感も高まり、意識が高まります。その結果、一人ひとりが積極的に交野JCの魅力を発信することができ、メンバ ー全員で会員拡大運動に取り組み、10名以上の拡大を達成いたします。

組織運営と組織改革
 近年、コロナウイルスの影響で多人数での対面がむずかしくなっており、WEB上でのコミュニケーションが主流になっています。これは時間の有効活用、感染症対策、経費の削減など様々なメリットも存在します。昨年に引き続きITを活用し、見えてきた問題点を解決していくことでさらなる組織運営の円滑化を図ります。LINEやZoomでのデータ配信や周知を徹底することで資源の無駄遣いをなくしてメンバーが携帯やパソコンで対応できるスピーディーな組織運営を実施します。 またJC活動の中で当たり前にある例会、事業、委員会で必ず行うセレモニーはJC独自の行事になり、私自身はJC活動に取り組むための気持ちの切り替え点だと思っています。その重要性を理解してもらうために2022年度はセレモニーに関して学べる例会を実施して全員が理解することで同じ方向を向いて進むことができます。さらにJCメンバーとしてやるべきことを明確にすることで自分の役割がわかり、真摯に向き合い従事することで意識は高まります。そして報告、連絡、相談を周知徹底することでメンバーの時間を大切にし、誰一人欠けることのない組織運営を実現いたします。

地域連携と地域貢献
 交野市には多くの豊かな自然と魅力ある歴史、文化、スポットがあり、事業としてかたのにぎわいフェスタやわんぱく相撲大会などがあります。魅力ある交野市を私たちは知り、発信していける存在になるため、今一度地域と連携し、今だからできることを共に見つけていけなければなりません。地域創生委員会には行政、関係諸団体との連携をはかり子供たちが安心して参加ができる事業、例会を中心に展開していきます。それは対面に限らず、ZoomなどのITも活用して中止にならない方法を試行錯誤して必ず実現します。10月にあるかたのにぎわいフェスタでは少しでも多くの子供たち、地域の人々に参加していただくために知ってもらうことは重要で地域創生委員会を筆頭に企画・運営を行い、同時にVision For 2030のココロオドルまちに焦点を置いた例会を展開していきます。かたのにぎわいフェスタでは多くの交野市民の皆様が集う事業なのでここで今までと同様に交野JCを知ってもらい、未来のJAYCEE達にも興味をもってもらえることを目指し、地域と未来ある子供たちを輝かせます。
 そして今年は交野市長選挙の年となります。地域と連携して地域貢献、まちづくりを共に創り上げていくために公開討論会を地域創生委員会が中心となりJC全体でサポートします。

渉外活動
 交野JCを知ってもらうには渉外活動が欠かせません。渉外特別室を新たに設置し渉外を中心としたチームとして活動します。今年は近畿地区大阪ブロック大会に加え、ASPAC、近畿地区大会と多くの事業が大阪で開催予定となっております。この機会に交野市の魅力と交野JCの魅力をメンバー一丸となり発信していきます。また近隣LOMとのパイプ役も担っていただきます。交野JCにとって同じ志をもつ同志との交流は貴重な経験となり、LOM内の活性化にも繋がります。各委員会からのLOM内出向として渉外特別室に出向していただきます。他LOMとの交流で対外の考え方や文化を取り入れ、対外には能動的に発信していくことで交野JCの発展と存在意義を示していきます。

結びに
 社会環境の激変により、私たち一人ひとりのこれからの社会の在り方が問われる中、明るい豊かな社会を築きあげるためにどう導き出すのかもう一度考えなくてはなりません。私はその答えをあえてSDGs18番目の目標と表現させていただきます。私たち一人ひとりが輝き、人を輝かせてあげられる存在になることで交野JCと交野のまちも輝き、同時に自分自身のSDGs18番目の目標を見つけることのできる1年にすることをお約束します。
 交野JCの第42代理事長の大役を担わせてもらえる事を心から感謝するとともに、理事長として2022年の輝く存在となれるよう邁進してまいります。
 結びになりますが関係諸団体の皆様、そして敬愛するシニアクラブの先輩諸兄姉におかれましては、一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。